
映画・ドラマの原作
映画やドラマを観て、原作が気になった。でも分厚い本を読み切る時間はない。そんなときこそ、オーディブルが向いています。移動中や家事の合間に、映像では描ききれなかった心の声まで聴けます。
実際に聴いた67冊のうち、映画やドラマになった原作は18冊。映像と聴き比べた3冊の感想と、映画化・ドラマ化された本を紹介します。
映像と聴き比べた3冊
映像には映像の良さがあります。それでも聴き比べてみると、原作のほうがよかったと感じる作品が多くありました。順位の高い順に並べています。
こんな人に『鬼滅の刃』『バトル・ロワイアル』などサバイバル系が好きな人
映像と比べてNetflix のドラマ(2025年)を観ました。映像としては見応えがあります。それでも、張りつめた緊迫感や、特殊な力のぶつかり合いは原作のほうが上。ナレーションもいいです。
シリーズ 1 巻目の長さ往復1時間の通勤で約13日
こんな人に『オデッセイ』『インターステラー』『メッセージ』が好きな人は確実にハマる
映像と比べて映画(2026年)は正直がっかりしました。音楽とコメディタッチが合わなかった。全人類の切迫感、未知の生命体の謎めいた雰囲気、宇宙の壮大さは、原作のほうがずっといいです。
こんな人に吉田修一ファン、昭和の芸能・文化史が好きな人、映画版を観た人
映像と比べて映画(2025年)にも、原作とは違った良さがありました。俳優の演技が素晴らしく、歌舞伎役者の苦悩や命をかけた演技が伝わってきます。何より音楽が最高。原作は歌舞伎俳優・尾上菊之助さんの朗読で、映画とはまた別の体験になります。
映画になった原作(10冊)
映画を観た人も、これから観る人も。順位の高い順に並べています。
こんな人に本屋大賞受賞作を追いたい人、人生観の変化を描いた小説が好きな人
映像化2026年に映画化(主演:横浜流星・広瀬すず)
こんな人に実話ベースの会社ドラマが好きな人、下町ロケットのような逆転劇が好きな人
映像化2016年に映画化(主演:岡田准一)
こんな人に重いテーマでも読後感のある物語が好きな人、傷ついた人同士の関係性に惹かれる人
映像化2024年に映画化(主演:杉咲花)
こんな人に『おくりびと』『ツナグ』のような死をめぐる物語が好きな人、映画の前に原作を聴きたい人、葬儀や見送りについて一度考えてみたい人
映像化2026年に映画化(主演:浜辺美波・目黒蓮)
こんな人に北欧ミステリーや警察小説が好きな人、捜査側と被害者側の視点が交互に進む構成を楽しめる人
映像化2013年にデンマークで映画化(日本公開は2015年)
こんな人にしがらみを突き破っていく主人公が好きな人、「自分の常識」を一度疑ってみたい人
映像化2027年1月に映画が公開予定(主演:永作博美)
こんな人にミステリー好き、逆境に立ち向かう主人公を応援したい人
映像化2013年に映画化(主演:橋本愛)
傲慢と善良
46位/辻村深月/恋愛/朗読 松岡禎丞・雨宮天
結婚する確率は70パーセント。それはあなたが相手につけた点数だ——そう言われてハッとした。相手を採点し、自分も採点される。その息苦しさを言葉にしてくれる作品。前半はダレるけど、抜けた先が面白い。
こんな人に婚活や現代の恋愛観のリアルに興味がある人、紙で積んで挫折した人
映像化2024年に映画化(主演:藤ヶ谷太輔・奈緒)
こんな人に江戸時代ものが好きな人、ミステリー仕立ての時代小説を探している人
映像化2026年に映画化
こんな人に塩田武士作品が好きな人、昭和の未解決事件を題材にした社会派ミステリーが好きな人
映像化2020年に映画化(主演:小栗旬・星野源)
ドラマになった原作(5冊)
順位の高い順に並べています。
Nのために
19位/湊かなえ/ミステリー・サスペンス/朗読 榮倉奈々
みんなが誰かのために動いているのに、思い違いですれ違っていく。それでも罪をかぶって守り合う。聴き終わったあと、悲しみと深い愛情が長く残る作品。
こんな人に登場人物の感情に深く入り込みたい人、よく練られた多視点ミステリーが好きな人、湊かなえ作品が好きな人
映像化2014年に TBS でドラマ化(主演:榮倉奈々。オーディブルの朗読も榮倉奈々さん)
デフ・ヴォイス
27位/丸山正樹/ミステリー・サスペンス/朗読 岡井カツノリ
感動ものだと思って再生したら、本格的なミステリーだった。ろう者が「障害者」として見られている現実と、手話が2つの言語であることを知った一冊。
こんな人にろう者の世界を小説で知りたい人、人間ドラマの厚みがあるミステリーが好きな人、シリーズものの1作目を探している人
映像化2023年に NHK でドラマ化(主演:草彅剛)
夜行観覧車
50位/湊かなえ/ミステリー・サスペンス/朗読 安田章大
面白かったかと聞かれると、正直そうでもない。なのに、殺人事件より向かいの家の母娘げんかが頭に残り、自分ならどう向き合うだろうかと考え込んだ。
こんな人に子どもへの期待のかけ方に、迷いがある親
映像化2013年に TBS でドラマ化(主演:鈴木京香)
こんな人に看守の仕事に興味がある人、泣ける話より人間味のある話が好きな人、1話ずつ区切って聴きたい人
映像化2025年にテレビ朝日でスペシャルドラマ化(主演:竹内涼真)
こんな人に小川哲の他作品をすでに読んでいる人、SFの設定を自分で組み立てながら読むのが苦にならない人
映像化2025年に NHK でドラマ化(出演:スリ・リン、菅田将暉)

















