
ながら聴きに向く本
家事や通勤、散歩をしながら聴いていると、どうしても聞き逃すところが出てきます。
これまで聴いてきた中で、ながら聴きにいちばん向いていたのは、1話ずつ区切れる連作でした。少し聞き逃しても、次の話から戻れます。実際に聴いた66冊から、ながら聴きに向く9冊と、向かなかった7冊を選びました。
1話ずつ区切れる連作(6冊)
1話ごとに区切りがあるので、家事の合間や通勤の行き帰りで止めても、続きから聴き直しやすい本です。順位の高い順に並べています。
こんな人に時代小説好き、『みをつくし料理帖』が好きな人、心温まる人情ものが読みたい人
こんな人に結婚している人、いまの環境で夫婦のすれ違いを感じている人、短い話で区切りよく聴きたい人
こんな人に『ドクターX』『半沢直樹』が好きな人、コンサル・企画系の仕事をしている人、「正義は勝つ」系が好きな人
かみがかり
38位/山本甲士/ヒューマンドラマ/朗読 白妙あゆみ
どの話も「ここから面白くなる」というところで終わる。消化不良なのに途中でやめられず、結局全部聴いた。自分らしさは能力ではなく、自分がそう決めているだけ。そう気づかされた一冊。
こんな人に山本甲士の他作品が好きな人、短い話を気軽にながら聴きしたい人
こんな人に本屋大賞作品を追っている人、食をテーマにした優しい物語が好きな人
ほかに、ながら聴きしやすかった本(3冊)
レビューで「ながら聴きに向く」と書いた本です。順位の高い順に並べています。
こんな人に気楽に聴ける温かい話を探している人、子育て中の人、ながら聴き用を探している人
暁星
20位/湊かなえ/ミステリー・サスペンス/朗読 櫻井孝宏・早見沙織
湊かなえファンなら間違いなく刺さる。オーディオファーストならではのダブルナレーターが、この重厚なミステリーに完璧にマッチしている。
こんな人に湊かなえファン、社会派ミステリー好き、どんでん返しが好きな人
こんな人に社会問題に関心がある人、勧善懲悪の爽快感が好きな人、染井為人ファン
ながら聴きには向かなかった本(7冊)
聞き逃すと筋を追えなくなる本です。面白い本もありますが、まとまった時間に集中して聴くのがおすすめです。レビューで「ながら聴きには向かない」と書いた理由も載せています。順位の高い順に並べています。
Nのために
19位/湊かなえ/ミステリー・サスペンス/朗読 榮倉奈々
みんなが誰かのために動いているのに、思い違いですれ違っていく。それでも罪をかぶって守り合う。聴き終わったあと、悲しみと深い愛情が長く残る作品。
こんな人に登場人物の感情に深く入り込みたい人、よく練られた多視点ミステリーが好きな人、湊かなえ作品が好きな人
向かない人ながら聴き・流し聞きで気軽に消化したい人(しっかり集中して聴きたい作品)
こんな人に北欧ミステリーや警察小説が好きな人、捜査側と被害者側の視点が交互に進む構成を楽しめる人
向かない人18時間超の長編を、ながらで気軽に流したい人
失われた貌
34位/櫻田智也/ミステリー・サスペンス/朗読 広瀬竜一
真相は意外で、ミステリーとしての完成度は高い。ただ、しっかり集中して聴かないと置いていかれる。流し聴きには向かない、本格ミステリー好きにこそ刺さる一冊。
こんな人に本格ミステリーが好きな人、伏線回収とどんでん返しをじっくり味わいたい人
向かない人ながら聴き・流し聴きで気楽に楽しみたい人
こんな人に江戸時代ものが好きな人、ミステリー仕立ての時代小説を探している人
向かない人ながら聴きメインで楽しみたい人(聴き逃すとついていけなくなる)
こんな人にライトなミステリ好き、本屋大賞フォロワー、伏線回収が好きな人
向かない人ながら聴きで複雑な構造を追いたい人
こんな人に塩田武士作品が好きな人、昭和の未解決事件を題材にした社会派ミステリーが好きな人
向かない人登場人物の多い作品を、ながら聴きで追いかけたい人
こんな人に小川哲の他作品をすでに読んでいる人、SFの設定を自分で組み立てながら読むのが苦にならない人
向かない人ながら聴きで気楽に楽しみたい人















